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先週に
ランニコカップを終えて、
ハセツネまでに今一度キツめの練習を入れようと心に堅く誓った私です。
私が只一つこの世に対して証明できる事は、裏切らない事です。
他人の”勝手な”期待に対してはバリバリ裏切りますよ。
それは私が履行すべきものではない。
自分の行動の哲学として絶対に人を裏切らない。
もし私が裏切りの姿勢を見せたなら、それはその人が私を裏切ったからに他ならない。
私にとって裏切り者はその時点で人で無しになるのです。
人でなければ私は真っ当に向き合う必要はないのです。
不器用な私は人を写す鏡のような生き方しかできません。
だから私からはお金も離れてゆくし人も離れてゆく。
見たく無い自らの姿を写されるのは苦痛に他ならないからです。
よって世間での私の正しい使い方は、私を見て己を知ればいいのです。
なかなかそのように認識して私を捉えている人はおりません。
それを見た人はただの不快な存在として捉えて終わる事が多いのでしょう。
それを知れるぐらいならすでに己を知っていると言う事でしょうか?
そして特に、私は自分を絶対に裏切らない。
これが絶対的な定義です。
これを損なった途端に私という自我は崩壊してしまいます。
それぐらいに自分を保つ為に大事な事なのです。
という訳で今週はハセツネ前の最後のポイント練習を履行しました。
漠然とキツめの練習と言っても本戦二週間前のタイミングです。
内容の設定が非常に難しいものです。
一般的にはもうあまり強めの練習は避ける時期ですからね。
そこでまず絶対にしてはいけない事があります。
それが何だかわかりますか?
はいそこの読者さん、
なになに?夜のスーパーでヘッドライトオンのまま買い物をしてレジのお姉さんを眩しがらせてに白い目で見られる事??
それは先月の私です。
それぐらいはいいの。
ノースリーブ半ズボンでトレランバックパックを背負ってヘッドライトをオンで買い物をしても別にいいの。
それを禁じるのは人権の侵害です。
眩しがらせるのは確かによくない、だってだってライト点けてるの忘れてたんだもん。
はいそこのメガネの君
なになに、たまに重力を無視して登ったり肉体と意識が乖離して居る事が社会人として失格とな。
それは否定しまい。
私もこの世界は短いものでね、おかしな事をしてしまっているのかもしれません。
確かに社会人もしくは地球人としては失格だろうけど、ランナーとして、ランニコ部長としては大正解なんだよ。
だからこれはランニコ部長としては「してはいけないこと」ではないのです。
他には?
みんな何やら言いたげな目でこちらを見るだけで何も言わないんだな。
これぞ日本人!
言いたい事も言えないこんな世の中に、poison。
この世界が狂っているのか?
私が狂っているのか?
いつも私は答えを探している。
そんなキチガイなりの答えなのだが、
ハセツネの二週間前の練習でしてはいけないのは「故障」だよ。
普通に模範解答だよ(´・ω・`)
上で話しを曲解したのは悪い読者さんだよ。
わたしわるくない
あまり痛いの痒いの書きたくないけど、すでに私もそこそこ満身創痍です。
「それなりに」だけどやはりやった分だけ傷みますよ。
だって私はフレッシュかつジューシーなもぎたて果実なんだもん(´・ω・`)
あまり乱暴に扱われると果肉が傷むのも当然のことです。
さて絶対に故障をせずにキツめのポイント練習を行う?
故障をしない事は練習の中では常に大前提ではありますが、
これはとんだ逆説でもあります。
練習の内容がハードになるほどに故障のリスクも高まります。
また話しが少し逸れますが、私の考えではある一定の程度を超えて初めて成立する練習もあります。
その場合は故障のリスクなど度外視で行います。
それは自己破壊です。
これを確実に甘受してきた結果が今の私でもあるのです。
話しは戻り、そのような相反する二つの物を融合してそれぞれの特性を残したまま成立させる。
こんな錬金術のような事は不可能だと思うでしょ?
できるんですよ。
アイスクリームの天ぷらのようなものです。
結局南極大冒険、
詰まる所ランニングに於ける要素のミキシングのバランスで最終的に良い音を出せば良いだけなのです。
DJの音作りのような仕事をするのです。
もちろんそれはランナーDJとして充分な下地があって初めて成立する物だと思います。
この場合キツめという要素には距離という周波数を大きく出力します。
さらに登りを含めるのもキツめという要素には必須です、スライドバーを上げます。
一方故障リスクの面から不整地の要素を下げます。
この段階でハードトレイルなどに入るには自滅行為です。
現状ですでに何週間も前のトレイルでのダメージを引きずっている身体ですからね。
この上に新たなダメージを加える事はハセツネに向けてのパフォーマンスの低下を招くだけです。
これでとあるルートが浮かび上がりました。
裏ヤビツである。
伊勢原の自宅から宮ヶ瀬湖を経由して裏側からヤビツ峠を登り伊勢原方面へ帰路を取るロードコースです。
ちなみにこのコース、前回の裏ヤビツの記事のコメント欄でランニコ部員のしゅうさんに教えてもらったのですが、
「
厚木大山Great-Oval」という自転車のヒルクライムのコースらしいです。
起点終点を伊勢原にすると50km超のロングコースです。
正直このコースはけっこうしんどかったので行きたくなかった(;´`)
でもこうして発憤材料を得たので行くしかありませんね。
選択肢は他には無いし。
ぼちぼちと行きましょう。
やる気は少しあったのだけどぐずつく空模様に重い腰が中々上がらず昼前のスタート。
その頃にはお天気も回復し、窓際の日溜まりでお地蔵さんのようになったランニコ本部長のネコに見送られて出発。
自宅のある丘を登りきると
今日の山はめちゃくちゃキレイ!!!!
うわーテンション上がるわー
でもこれから行くのはこの山の背面。
このように空気が澄もうが山がキレイであろうがほとんどが谷間で景観など望めないロケーションなのですよね。
私にはあまり関係がないところでテンションを上げてしまいました。
そうしてやっと走り出したと思ったら、
伊勢原の自転車屋さんでしばしボトルを物色。
お目当てのボトルを見つけてマスタード(マスト(go)ハード)かケチャップ(キャッチアップ)で迷ったのですが、
なにやら飲み口の形状にバージョン違いがあるようなので保留。
せっかくの休日に面倒だけど明日街へ買い出しへ行きその辺りを確かめる事にした。
このボトルは良品の予感がしてならない。
本来なら今日の行程でテストしたかったのだけど、
納得のいかない買い物で中途半端なレビューもしたくないので先送りにしました。
恐らくこのボトルは後日記事にすると思います。
ちなみに今週末は伊勢原は道灌祭り
私はシラフでは人混みが嫌いなのでできれば近づきたくないのですが、
そのボトルだけ探したかったので市街地を経由してしまった。
歩道に人が多くすれ違いは歩きに切り替えて無理なく進んだ。
そして永遠の登りへ。
しばらくだらだら登り。
晴れてしまってやや暑く消耗するけど真夏ほどではない。
途中のコンビニでエナドリとチーズバーガーとカレーまんを入れた。
ちなみに朝ご飯はチョコクロワッサンを食べて、しばらくしてから肉まんをたべた。
つわりのひどい妊婦さんのようなちょこ食いである。
苔むした参道を登る
そして恒例のやつ
良い響きを身体に入れた。
こういういのは理屈ではない。
身体で感じるものだ。
いい気分。
そのまま登りを押してゆく。
登りの走り方を記事にすると言って幾年月、
一部の人に有益だと思っているのでハセツネまでには書きたいと思っていますが時間がなくて、、
その内容はこの脳内の256MBのHDDにしっかりと存在しているのですよ。
ただ書き出しの時間がないだけなのです。
なんとか書こう。
またトンデモ理論満載で面白い記事になると自負しております。
カミングスーンと言う事で、、、
そして宮ヶ瀬湖面へ至った
上の画像の橋の上で
距離的にも気分的にもここが折り返しな感じ。
なんだかけっこう疲れたので橋の向こうの公園で腰を下ろす。
自販機でデカビタを買って補給。
カンガルーの背中を借りた。
後ろに普通のベンチもあったのだけど、カンガルーの方が良いよね?
ちなみに椅子の選択肢としてコアラもあったのだけど、そちらは却下。
コアラの背中の子コアラの目があまりに狂気に満ちていて、あまりお近づきにはなりたくなかったのである。
ちなみにカンガルーも若干の狂気を孕んでいた。
何よりもお腹に子を孕んでいるし(笑)
でもまぁ、コアラよりはマシである。
これぐらいならガマンできるよ。
この流れで行くと一番奥にある象はかなりヤバいんだろうな、、、
と思って確かめると驚愕!
めっちゃキュート!!
こんな事なら象にしとけば良かった。
どうでもいいわ。
さて帰ろうかな、
帰り方向、、、峠が控えておるわ。
ヤビツ峠。
これを超えぬ事には帰れぬ。
因果なコースを進んできたものである。
出掛けに再度湖面を眺めると
無駄に水が放出されていた。
水がビューっと出ているだけでなんの見どころもなく、実にくだらん。
意味がわからぬわ。
近くの郷土料理屋?の外の水槽にイワナとヤマメが居た。
こういうのは地下水でやっているのだろうか?
水温の関係で単純な循環水槽で屋外でこの手の川魚は飼育できないと思う。
旨そうだなぁ。。
そして本日のメインイベント
ヤビツ峠へ
この峠も旨そうだなぁ。。
ここからはひたすら緩い登りを登る道です。
若干の平地下りもあります。
へいこら登るだけであまり書く事もありません。
すでに足には若干の張りを感じます。
クサノオウ
これは割とマジで食べたらあかんやつや
もぎたてフレッシュお野菜で旨そうでも食べたらあかん
いつもロングランの時はイヤホンで音楽を掛けてランダムで聴いている。
この時に掛かった曲はこれだ。
時にはJAZZのグルーブに身を任せ、流れるように走るのだ。
JACOの疾走感溢れるフレットレスベースのプレイに自分の足運びをなぞらせる。
16分音符の刻みに自分の鼓動を重ね合わせるように、、、
うほ、なんだかおしゃれランナーかどっかの小説家みたいな一文を書いちゃった(*^^*)
これはいかんな〜モテるな〜、、、、、
orz
リュック背負ってノースリーブ半ズボンで首に手ぬぐい巻いてjazzでモテるとか狂気に他ならない。
実際のスタイルとしては山下清にかなり近しい。
ノコンギク
あ!お金!!
と思って急いで駆け寄ったら
いつものパターンで、平ワッシャーだった(怒)
ほんとお金っぽいゴミだけはヤメテ下さい。
お金に過敏に反応した自分がみじめになるので、、、
この裏ヤビツは交通量も少なくて少しだけリラックスできる。
イヤホンから流れる曲に合わせて楽しめる。
特にこういう曲がかかると大変
人の居ない山中で「あ、セェックスっ!伊豆!バイオレントっ!!」
と絶叫である。
穏やかな山中でなんとも物騒な事である。
ツルニンジン
時にこのようなダンサブルな音楽が掛かるともう少し大変な事になる。
延々とただ走っているだけで退屈なのである。
テンポが斜度とちょうどマッチしてしまったので踊りながら登る。
絶対に余人に見せてはならない行為である。
いやね、私、ノリのいい曲が掛かると踊り出すアメリカ人が大好きなんですよ。
そんな踊っているメリケンを見ているとそのダンススキルの高さに驚かされる事もしばしばです。
奴らはだっさいおっさんおばはんでもしっかりと踊ってきますからね。
このPVを思い出しました。
ただおっさんが踊っているだけのPV。
3分間見ていて飽きないこの引き出しの多さ(笑)
よく動くよね。
ほんとメリケンはすごいわ。
もうすでに足にはそれなりの疲労が溜まっているので、こうして気を紛らわせているのです。
今日の装備
バックパックとシューズは代わりますが、ハセツネも晴れていればスタートはこの服装で行くと思います。
あ、そう言えばハセツネの装備で試走とかね、そんな間怠っこしい事は私はしませんよ。
走るのは自分で装備ではない。
多少のウェイトを背負う事は承知していますが、その程度の事で揺るがない足を作れば良いだけの事です。
そんな仮装大会のような仮想練習を行うぐらいなら限られた時間をもっと研いだ感覚で身体に向けて注ぎたいです。
荷物などはただのおまけ、そこまで向き合って準備するほどの大した要素ではない。
中津川沿いの渓谷では
紅葉が進んでおりました。
道の崖で咲いていた
ホトトギス
からの
ワープ!!!
できたらいいのにな、、(´・ω・`)
そしたらすぐにおうちに帰れるのにな、、(´・ω・`)
でもここはヤビツ峠のまま。
ちなみに上の画像、加工っぽいけど実は撮影テクニックです。
iPhoneでシャッターを押しながらiPhoneを回転させているのです(笑)
加工とかね、面倒な事は私はしません。
写真とは真実を写すと書きます。
私の写真は常にそうあるように考えて撮っています。
この画像もカメラ側の捉えた真実に他なりません。
せっせと登る。
途中から少しの給水制限を始める。
給水制限とか物騒な話しだけど、それは最高の形で湧き水を飲みたいという願望から派生した必然。
ここ吉田橋の右側に
滾々と湧き出る水
がぶ飲みである。
でもこういった感じのパイプの行く先が非常に気になります。
地表を流れる沢の水を集めて流しているパイプを見た事があります。
それは生での飲用は非常に危険です。
ここがどうなのかは不明です。
今日はね、別にいいや!(アホ)
アキチョウジ
札掛に到着
ここまで疲労度は高いなりに足は動いていたのでそのまま行こうかとも思いましたが、ここからが登りの佳境。
ここは一つ慎重に休憩を選択しました。
この辺りには座れるところが無いのでちょっと行儀悪ですが吊り橋の上で座って休憩させてもらいました。
ここはめったに人など来ないし、特にこの吊り橋には殆ど人が来ないです。
とはいえ万が一通行人が来たらシャキッと起立してにっこりこんにちはです
おにぎりを頬張りながら眺める景色
贅沢な休憩ポイントである。
食べたらすぐに立った。
あまり休まないのが私の定法です。
時間の節約と身体を冷やさない事を優先して、
実際は難しいところでもあるのですが疲労の回復はできれば行動しながら行う考えです。
ありゃ、まじか、、、
私先週狩っちゃいましたよ。
ランニコカップで逃げる先行者をサクッとね(笑)
リッチな事に先日たくさんの飴をもらったので今回は往々で口に入れた。
飴玉自体買わないし、塩飴とかほとんど食べた事が無いので口に新しい。
今回の補給食はおにぎりしか持っていなかったので、この飴には救われたのかもしれません。
少し行くと左側にある
ここが大山北尾根へのヤビツ側からの入り口。
ここからの大山北尾根の登りがめくるめく急登でなかなか痺れるのですよ。
その少し先にある
地獄沢橋
こういう恐ろしげな命名がされるような所以ってなんなのでしょうね?
見た所さほどの地獄ではなさそうですが、、
ちなみに橋を示す道路標識では
「獄」の字が「嶽」になっていて上の山がテープで消されていた(笑)
山を付けたら「ぢだけさわばし」になっちゃうよ〜(笑)
ヤクシソウ
この辺りでもうかなり足に来ていた。
それも当然ずっと少し頑張り気味で走ってきたしね、
足は使い果たしかけていた。
そんな中で考えていた。
ハセツネでこれぐらいの状態になったらどう動こうか?
恐らくこれぐらいは足を使う事になるはずだから。
押せない足でどのように止まらずに進み続ければ良いのか?
次の一歩を出す事、
そんな事だけを考えてしまったらすでに手詰まりである。
その次の一歩を出す方法をまた考えなくてはならないので、後手後手に回って詰まる所停止せざるを得なくなる。
この場合、次の三歩を進めるように考えた次の一歩を出す事が必要なのです。
そのテストをしようとも思った。
そこそこ急な登りが続いているので歩きに切り替えて、能動的にスムーズに進む身体使いを試してみたかったんだけど、
よく考えたらこれは練習だから一番キツい事だけしていればいいんだ。
進み方の工夫などは現地合わせでこれまでの経験を活かして実行すればいいだけなんだ。
三歩進む事はそれが必要になった時に考えよう。
今この練習下で選択すべきは一番キツい事、それをこなしておく事がハセツネには一番有益な選択だと思い至る。
今一番キツい事は?
走り続ける事。
単純明快、
やはり私はこういうスタイルが好きだ。
そうしてほぼ使い切った足で登り続けると良い事も起こり始めます。
感覚的な話しですが、地面に前足部がピタッとくっ付くのです。
身体はもうキツくて押せない状態だけど、足がこの状態になると少しだけ楽に登れます。
ここで何が起こっているのか?
私なりの解釈ですが、着地がパーフェクトになっているのだと考えています。
重心移動がこの上なく完璧なので足と地面が噛み合うのです。
そうして一歩一歩を丁寧に置いて走りつづけます。
清滝橋
その脇に落ちる滝が清滝なのだろうか?
この滝は世にも珍しいダクトから排出される滝である。
もしクリスマスにここを訪れたなら、
このダクトの中からボロボロのブルースウィルスが「なんてクリスマスだ、」と毒づきながら出て来そうである。
そこから少し進むと、、
これは罠である
この奥深い山中でチンゲンサイの種が落ちている。
これは私の気を惹く為の巧妙な罠である。
誰かが中華鍋で炒める気まんまんでチンゲンサイの種を持ってこの山へ至った理由を思うとロードオブザリングのような壮大なストーリーしか浮かばない。
そんなイメージに集中させる事で私の足並みを落とそうとする、
これは私の走りを妬むライバルランナーの仕掛けた巧妙な罠に他ならない。
危なかった、
もう少しで罠に嵌まって今日の練習が台無しになって日の暮れた山中で凍え、ハセツネが台無しになるところであった。
ここは狂気に満ちた恐ろしい世界である。
そう思って見渡すと
林業のトラックですらマッドマックス的に見えてしまい、この荷台でひと暴れしたくなってきた。
いかんいかん、脇目も振らずに登るのだ。
敵の術中に嵌まるぞ。
道端で
ヤマトリカブトが見られた。
オトコエシ
最後の急登をしっかりと走ってクリアしたらここは
先週のランニコカップのスタート地点、富士見橋。
富士山など絶対に見えない谷間の場所なのに富士見橋。
橋の継ぎ目の割れ目がランニコカップのスタートラインだったのだ。
今日は一人でスタートラインを跨いだ。
一人だと静かだ。
これがいつもの自分のランニングの世界。
少し寂しいけどしっくりとくる。
ツリフネソウ
そしてヤビツ峠で戦慄が走る!、、、
なんと、
なんということだろうか?、、、
じ、自販機が、、、、
閉店していた、、、、、、、
ここまで五時間ほど掛けて40kmほどを走ってきて、唯一の楽しみだったコーラ。
それをこうも簡単に奪われる事が許されるのだろうか?
これは略奪行為に等しく、飲料の暴力でもあり、お炭酸の食い上げでもある。
この世界は狂っている。
まあいいや、
飲み物は背中に麦茶タンクがあるしね、
さっさと降りよ。
もう本当にしんどいし、早く帰りたい。
ちなみにバス停で時刻表を見てみる、、うん、無い。
良かった、もしバスが有ったら迷うところだった。
無くて良かった。
もっとももしバスが有っても迷うだけ迷って乗らないはずなんだけどね、
自分を裏切らない為に。
さて降りよう。
ここからは厚木大山グレートオーバルのコースから外れてトレイルへ入ります。
ちょっと下りのトレイルで試しておきたい事があったのです。
蓑毛近道とな、柏木林道で下ります。
噂で聞いておりましたが、柏木林道は数カ所崩落などでやや荒れておりました。
とは言え比較的イージーなトレイルなので楽に下れました。
足の痛みは置いといてね、、
やはり私はロングを走ると両膝が悲鳴をあげてきます。
この日は特に序盤20kmほど、ロードに対する走りに対応できていなかったように感じました。
そこから修正してなんとか対応してきましたが、やはりロードの衝撃の蓄積は免れません。
かのタラウマラですら先日のUTMFでロードで足を傷めてましたからね。
私など比較にすらおけないのですが、ロードのランニングはロードならではのやり方があると思います。
春嶽湧水
歩道の下の土手の塩ビ管から流れている排水のような湧水。
私も人に確かめた訳ではないのですが、たぶんこれが湧水だと思います。
湧水の湧は勇気の勇です。
確かな情報が無くとも、
勇気を持ってがぶ飲みです。(アホ)
そこからはモルタルの下り。
足腰への衝撃に注意しながら下ります。
最近フォームなどに無頓着なのですが、この日は長い走りで飽いていたので自分の下りのフォームなどを観察してみた。
そこでわかった面白い事、下りの斜面に合わせて足底の着地が変化しているのですね。
これは私に限った話しではなく誰しも自然にそうなって居ると思います。
私は普段はミッドフットなので、斜面の緩いところでもそれは同様です。
そこから斜面がややキツくなると踵着地になります。
踵のクッションに身を委ねるイメージです。
私は踵のクッションを大きく信頼しています。
なぜならこれまで数十年運動靴を開発してきたメーカーの労力の半分ぐらいが踵のクッションに注がれてきたのでは?と考えているからです。
普段はあまり使いませんが、こうした下りで簡単に足の負担を下げるには踵のクッションを多用します。
そこからさらに斜面がキツくなると、最後は完全なフォアフットになります。
これらの変化は限界に近くなった私の足の必然でもあるようで、これ以外にやりようが無いようです。
省力と消力のバランスで変化しているようです。
蓑毛の自販機で休憩
もう炭酸気分ではなかったのでりんごジュース
一気に飲んでまたすぐに立ちました。
少し下った第二東名の工事現場を見てびっくり!
わお、この高取山って俺のホームトレイルですよ。
その足の下にトンネル掘るんだ、、、
どえらいことするなぁ、、
山の神様もびっくりだろうよ。
そして夜の部に突入
夜に入れば写真が少なくて記事は楽である。
でも夜の部に入る予定ではなかったのも事実で、
さっさと帰ってくつろぎたかった。
まぁここからは小さな峠を超えてロードランするだけのはずだが、、
ここでもちょっと遠回りしてまたトレイルを進んでみる事にした。
この酷い足の状態でトレイルに入る事はそうそうないので、ちょっと試してみたかった。
そんな安易な理由で下ってから幾度目かの登り返し。
そこでまたこの曲が掛かった、、
ひぃ、この段階で踊れという事か、、、
死にそうなんだけど、、、
いや待てよ、
これは死ぬ程HAPPYなのかもしれない
踊ろう、登ろう。
こんなアホな事ができるのは生きているうちだけだ。
ここから走るトレイルは標高100mちょっとの低山ながらだらだらと横に連なり細かいアップダウンの続くクロカンコース。
いつもトレイルを下ってきてから入る場所なので、足が残っていなくて良く転ぶコースです(笑)
今日はここまでずいぶん走ってきました。
こうしてとっぷりと日が暮れてもはや動かぬ身体を押し進め続けていると、このランニングは永遠であるかのように感じます。
たまに長く走って感じるこの永遠の感覚私は嫌いではありません。
Running Cobraではたまに永遠を感じるランニングをしているので、、
例えば皆さん、ハセツネなどのロングレースで後半疲弊して進んでも進んでもさほど距離が縮まらず、気も滅入り、嫌になるかもしれません。
ここは考えを変える必要があります。
皆さんがなぜ?何をしているか?
そこに答えがあります。
それはランニングが好きだから走っているのです。
その大好きなランニングが永遠に続くなんて何よりも贅沢な事だし、掛け替えのない瞬間だし、ご褒美に他なりません。
そこで非常に残念なお報せなのですが、
ゆっくりでも少しづつでも進んでいる限り必ずゴールに近づいてしまっています。
皆さんの大好きなランニングは永遠では無いのです。
いずれ終わってしまうこの長いランニングに名残を惜しみながら進めばよいのです。
この夜もそんな感覚だった。
足がふらふらになってしまってつまづき捻ったりぼろぼろだった。
それでも走って最後の山の端っこで最後の休憩をした。
つまづきなどが多発するのは疲労度の影響が大きいです。
そうなったら少し休憩するとそこそこ回復し、つまづきなどが軽減する事があります。
そこで休憩していて思った事、山から降りたくないなぁ。。
いつも山に入ると降りたくなくなる。
こうして見下ろす街はキラキラしてきれいだけど、
私が戻って見る街にはキラキラした輝きなどない。
でも家でニャンコが待っていてくれてるから帰らないとな、、
なんとか重い腰を上げて家路に付いた。
遠くで小さく花火が上がっていた。
最後の下り、
もう腸脛靭帯も限界だ。
あちこち参ってる。
街に降りればあとはほぼ平坦。
飲まなかったけど今どき缶のポカリってとても美味しそう。
カロリーメイトとか貴重です。
こんな自販機が普及してほしいものである。
この日は時間が押し過ぎた。
このまま帰宅するとスーパーに行けなくなるので、遠回りしてスーパーへ向かった。
家には食べ物もお酒も無いからね。
その折に両足の裏側が鈍く痛みパンパンに張ったような状態になってしまい、走る事すら危うくなってしまった。
やばいなぁ。
走れなくなるとスーパーにすら間に合わないかもしれない。
でもこの痛み方や動かなくなり方は経験上ハンガーノックの可能性がある。
思えば今日は少し補給が不足していたかも。
後半は折々で甘い飲料は摂っていたけど、この行程に対して食物が完全には摂れていなかったように感じる。
おにぎりもまだ持っていたんだけどね、めんどくさくて食べなかった。
ここは一つ実験だな。
自販機で一番甘そうなコーヒーを一気飲みしてそのまま再開。
ほら、動き出したよ。
げんきんな身体だ。
やはりハンガーノックで正解。
エネルギーを入れてやればほら、走り出すんだこの身体は。
そのままスーパーまでランを維持できた。
スーパーで焼酎を一升とたくさんの食べ物を買って、
ここからはさすがに歩いて帰宅。
九州男児足るもの(大阪生まれ神奈川在住だけど)焼酎を買って帰るまでがランニングたい!
この日のゴミ
トレイルはわずかしか走ってないのでこれだけ。
たったこれだけのゴミなのに、ポケットにいれると中から汁が出て来て冷たくて非常に不快だった。
今日のランニング
殆どがロードだったのだけど高度上昇量が1900もあったのですね。
道理で足に来る訳だ。
とは言えイージーなロードランニングをこの距離でこれだけの時間をかけてこなして、これをハセツネの数値に置き換えてみるとただただ恐ろしい。
現状でできて無さ過ぎである。
ただもう四の五の言っても仕方もありません。
自分なりにはこれまでかなりやって来れたと思っています。
そしてこれほどに練習ができている人も少数派ではないか?との自負もあります。
しかしだ、今回のランニングを単純に数値化するとハセツネに対して非力過ぎる、、、
ただただ逡巡するだけである。
答えなどいくら考えてもここには無く、
再来週ガツンと走ればわかるのだ。
再来週は私のランニングの集大成のつもりでガツンと行きます。
久しぶりに本気出します!!
Running Cobraとして誇れる走りを見せるつもりです。
そんな意気込みは置いといて、
その一方懸念を上げるとキリがない。
私の内臓の不調由来の低体重期に入ってしまったようだ。
要は栄養の吸収が上手くできていないので食べても食べても体重が落ちてしまうのです。
ここ1〜2年はこれを周期的に繰り返しています。
そもそもハセツネは荷物が多いので少しだけ体重を落とすつもりだったので好都合でもあったのですが、あまりに脂肪を失う事はスタミナを削ぐ事になってしまうので、
必死で食べています。
体重が落ちると走るのは格段に楽になるのですが、スタミナ面の不安と、筋肉まで落としてしまう事が怖いです。
今のところこの厳しい登りなどにも耐えられているので筋肉は維持できていそうです。
スタミナ面、せいぜいカーボローディングして臨むようです。
あとは細かな故障を極力癒して、
来週の練習は丹沢大山を軽く走って終わろうと思っています。
極力疲労を抜いて、あとはよ〜いドン!である。
そこからあとは簡単だ。
今回の練習で痛めた右の腸脛靭帯をキネシオで癒そうと思っていたんだけど、
膝小僧にこんな生傷あったらキネシオ貼られへんやんけ〜!!
まぁもっとも私は
ノーサポート主義なので、これは貼らずになんとか治してみましょう、、
ほんとね、
このようなかすり傷はおいといて、けっこう満身創痍なんですよ。
今は気力だけで保っている。
ハセツネを終えたら、ほんの少しだけ人間らしい暮らしに戻したいと思っています。
だってね、休日の午前中にちょっとジョギングに行くつもりでヘッドライトを装備するなんてまともな暮らしじゃないですよ。
人として大事なものを沢山捨てて心を捨てないとできない生活です。
こんな事いつまでもは続けられない。
身体が保たないのは臨むところだけど、心が保たない。
少しだけバランスを見直さないとね、、、
植物課 o,s thanks!!
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