これは久しぶりの春の遠足といった位置付けになるのだろうか?
昨年は多忙のために行わなかった春の遠足ですが、
過去に二度行って参りました。
春の遠足シリーズ、
ランニコ部活動のカテゴリにログがあります。
今振り返るとRunning Cobraのこの春の遠足は割とメインコンテンツだったのかもしれませんね。
わかり良いフラッグシップ的なアクティビティがこれだったのかもしれません。
2014年は西へ24時間ほど走りました。130kmちょっとを走りました。
2015年は東へ27時間ほど走りました。130kmちょっとを走りました。
Running Cobraとしてその頃はソロだったけどランニコ部として一人で走って来たわかり良い証でもあります。
そしていよいよ今年は魔が差して春の遠足でロングトレイルに手を出そうとしています。
GTR(GREAT TANZAWA ROUND)これまでと一番違う点は山です。
これまでの遠足では田舎であれ多少干される事はあっても進めば必ず補給できる打算ができましたが、山ではそうもいきません。
完全に自給自足が必要となります。
さらに厳しい点は、
これまでの春の遠足では基本的に24時間縛りで行けるだけだったのですが、今回はコースを設定した事です。
GTR概要
伊勢原駅→大山ケーブル駅→大山→三峰山→辺室山→仏果山→仏果山登山口→(ロード)→三叉路→高畑山→丹沢山→蛭ヶ岳→袖平山→犬越路→大室山→加入道山→城ヶ尾山→菰釣山→石保土山→高指山→三国山→不老山→棚沢キャンプ場前→(ロード)→湯本平→日影山→檜岳→鍋割山→塔ノ岳→三ノ塔→大山→大山ケーブル駅→伊勢原駅
CT 72時間 +α
距離 100km +α+β
累積標高 11,000mD± +α+β
※α 仏果山登山口~三叉路までのロード区間
※β 棚沢キャンプ場前~秦野峠
要するに時間がいくらかかろうともこのコースを満了することがゴールとなってしまいました。
このコースの登山的なコースタイムは72時間。
丸三日ぶんです。
当たり前のことですが、人間寝ずに丸三日も行動を維持できません。
だとすると何日かかるの?
とはいえ私は一応ランナーなのでそのコースタイムよりは速く行動できます。
でもこれほどの長い過程になるとその目処は全くつきません。
うまくいけば丸二日な感じに思えます。
地図を見ていて感じた感覚的には、
「元気な状態の日中だけのきつめのコース」が三日分ある感じです。
この例えはわかりにくいと言われたので言葉を変えると、
要するに元気な12時間分の行程を三回繰り返す感じです(笑)
ごめんなさい。
私もまだやってないのでよくわからないのです(笑)
要するにこのコース、我々レベルのランナーがやるなら三つに分けて行う行程だと言うことです。
さてこのコースに対して準備をしました。
ソフトウェア

・飲料水5L
この飲料は全て粉を投入して電解質とプラスαを補給します。
今回は好き嫌いは置いといて効率を重視します。
ランニコ部のしゅうさんに戴いた外国の粉も使わせていただきます。
一応吟味したところ電解質からマルトデキストリンも入っているし、袋によってはハイカフェインだったりプロテインだったり、とても内容濃いものを提供していただき感謝です。
あとはイオンのトップバリューの粉です。
・主食はトップバリューのカロリーメイト的なもの3200kcal
コスパと嵩を重視した選択です。
・柿の種ピーナツ
3000kcal
絶対にしょっぱいものが欲しくなるのでこれで賄います。
柿ピーを収めるために百均で購入したナルゲン的なものにyammy!と書いてありましたのできちんと和訳して「闇」と書いておきました。
・はちみつ
400kcal
ジェルなんぞ高くてまずくて買えまいて。
このはちみつは一つの結論になりそうな予感がしています。
今回は自作ジェルもなし。
はちみつおいしいですから。
このおいしいはちみつが10本500kcalで300円程度です。
2本食べちゃったw
・画像にはないですがチョコとカマンベールチーズ鱈も持ちました。
チョコだけで多分1000kcal。
カマンベールチーズ鱈は今回唯一の味だけを求めた嗜好品です。
・
satocoffee energyjelly 旧友が開発した、コーヒー味のエナジージェルというよりもコーヒーゼリーと言った方がわかり良いかもしれない。
札幌のコーヒーの専門店が作ったものなので味は良い。
このジェルを準備できたことと荷物がオーバーフローしたので今回火器は持たないことにした。
温かいものは摂れないけどコーヒー的なものはこのジェルで補える。
ハードウェア

・基本装備としてのゴアテックスの上下は先日ニクワックスで撥水処理した。
今回のウェアで一番悩んでいたのは防寒。
どの程度まで持とうか?
結局フリースを持てば良いと最終判断。
夜間でも下界が10何度なので尾根道は5度程度。
風はかなり吹きそうだけど、万が一でもそれはゴアで防げる。
フリースのトップスがあれば行動時は体力を損なわずに体温を保てると考えられた。
かさばるので最後まで悩んだけど、最低限の安全装備なのでこれは省けなかった。
ロングパンツも装備したので夜間いくら冷えようとも行動を維持できれば問題ないと思う。
もし行動を停止しても風を避けて全装備を駆使すれば日の出を迎えられると思う。
細かいことは省くけど今回はかなりウェアに気を使って準備した。
山で冷えることは本当に怖いですから。
体力がある時ならいいけど、体力が薄い時に冷えても大丈夫なように考えた。
メインの明かりは
PETZL NAOこのライトは本当に優秀だけど、個人的にはなくてもいい。
何らかのヘッドライトがあればそれでいい。
でもヘッドライトだけで行動しろと言われたらこれ一択です。
間違いない。
今回数日NAOを使用するにあたって、バッテリーの問題を考慮しました。
USB充電方式なので夜間に切れると大変です。
正直準備段階で誰かに借りようかとも思いましたし、
ランニコ部員のhiroさんも貸しましょうか?と提言してくれましたがお断りしました。
こんなものまで人の力を借りてしまうと何か違うんですよね。
ここは潔く持てる駒だけで遊ぶことにしました。
そのためにnaoの設定は微弱にし一夜を明かせる光量でメイン使用し平日の夜ランでもそれが実用に耐えるかテストを重ねました。
私はトレイルではどちらかといえばハンドライトを重視しています。
私の信頼しているハンドライトは
MAGLITEのXL200です。
このハンドライトは私にとってジェダイのライトセーバーぐらいのキーアイテムです。
どんな夜道でもこのライトがあれば超安心です。
スイッチを入れる時に口で「ブオ〜ン」と言いたくなるぐらいのライトセーバーっぷりです(笑)
予備電源として手持ちのモバイルバッテリーを全て持ち出しこれだけでnaoの7〜8回分の電力を補えます。実際には携帯と時計もこちらから供給するのでその限りではありませんが。。
それに加えて単四電池(私の考える最高峰のエボルタ!)を20本装備しました。
単四はnaoの非常電源として使えるし、ハンドライト6回分以上だし、サブのヘッドライトも単四、サブのハンドライトの
ソリテールも単四です。
ここまで準備すれば夜は完全に私の味方となります。
ちょっと悩んだのだけどラジオも装備した。
丹沢の奥地で受信できるのか不明だけど、一番の意味合いとしては熊よけとして夜間に使用するつもりです。
次の意味合いとしては夜間は単調になりがちなので意識を引き上げるためにリスニングしたいと思ったからです。
もちろん熊よけという観点では昼夜問わず必要なものなのかもしれません。
熊鈴がわりとしてはあまりある情報量を得られるラジオは活用したいと思っています。
この装備がどうにか収まって驚いた(笑)

でもその重量実に12kg。
これは使えば減るので重さは気にしないこととしました。
私の考えでは必要な重さは体の一部ですから。
これでどうにか明日スタートラインの伊勢原駅に立てそうです。
そこから大山山頂までランニコ部員のnemoくんが壮行の意味で伴走してくれるそうです。
私は序盤からGTRに浸りたかったので正直望まない申し出だったのですが、でもこうしてわざわざ来てくれるのは別の反面正直に嬉しい事です(*^^*)
複雑なおっさん心ですね(笑)
せっかく伴走してくれるのならバックパックぐらい運んでもらいたいところですが、これは自分に必要な荷物なので自分で背負っていきます。
まぁ大山の登りなど観光登山なのでどのみちGTRなどに浸れません。
このつまらない登山過程はnemoくんに紛らわせてもらうとします。
そこからはめくるめく未知の世界。
没頭
没入
森羅万象と自分だけの世界にこの五体を投じてみたいと思います。
数多あるリスクをいかに回避するか、
たくさんの想定をしましたがそれはどこまでも想定内です。
山ではそれ以上のことが起こるかもしれません。
特に今回のように体力の限界を山で迎えるなら必須です。
あとは自分の生存本能に頼るのみです。
日常ではありえない、
自分の生存本能が雄叫びを上げて生にしがみつく。
そんな必死の体験をしたい。
今このタイミングでGTRという特別な時間を設けられたからには何らかの意味を求めたい。
最高だな。
ネコと離れること以外は最高のひと時。
にゃんこには前日に二日を費やして孝行したけど満足してくれただろうか?
久しぶりに全力の一人で山に立ちたいと思います。
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事務連絡
GTRの名称は完走したら変更するつもりです。
某スポーツカーと同じ名称ではちょっとね(笑)
今のところ「TANZAWA EXTREME」など、
もしあれば案も募集します。
というのもこのコース、先述の通り三分割すると割と程よいコースなのです。
1ステージ〜3ステージ
そんな遊び方も提案したいので固有の名称を用いたいのです。
ランニコ部内連絡
伴走について
基本的に望んでいないので無用です。
でも各々の山行の過程で出会うぶんにはその限りではありません。
こう書けばランニコ部員なら多分わかったと思います。
私は物質的に何も求めていないけどみんなと会えることは嬉しいという事です( ´ー`)
よってそのための申し合わせもしませんし、
定期的な連絡もしません。
だってこっちは概ね圏外ですから(笑)
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そんな次第で経過報告は気が向いたら基本的にFacebookのランニコ部のページで行いたいと思います。
もしくはInstagram及びTwitterで、、って節操ないですね。
その時お伝えしたい内容に応じてコンテンツを使い分けさせてもらいますね。
ってもう2時回ってるし。
そろそろ寝ます。
おやすみなさい。
明日から安全第一でガツンと丹沢を制覇してきます!!!!!!!!
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